小中学生「脱ケータイ宣言」・・・それだけでいいの?
11/20 西日本新聞朝刊記事
【小中学生 ケータイ“禁止” 犯罪被害未然に防止 福岡・芦屋町 来年1月宣言へ】
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/item/60728
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今年7月文部科学省は、児童生徒の携帯学校持ち込みを原則として禁止するルールを策定するよう全国の小中学校に通知しました。
今回の芦屋町のように、自治体がこのような宣言をすれば親は楽でしょう。
「学校が持ったらいかんて言ってる」「町がダメと言ってる」で逃げられますから。
でも私は、「持たせない」事だけでこの問題を沈静化させようとしているのではないか、不安に思います。
子どもがインターネットにアクセスする為のツールとして主に携帯電話を使っており、事件やトラブルが多く起きているのは事実です。
でも、子どもはバカじゃありません。私達より何歩も先を行っています。
PCやゲーム機からインターネットに繋がる事も知っています。
制限や規制をきっかけに、この問題の深さに関心をもつ人が増える効果はあるでしょう。
要は制限や規制をしている間に、子どもに何を教えなければいけないかだと思います。
問題はインターネットとの関わり方とコミュニケーション能力の欠如です。
小中学生の間、インターネットから隔絶され無菌室で育った子もいずれはインターネットと共存しなければいけません。
その時に、現実社会とネット社会を良いバランスで使い分ける能力が必要です。
今のインターネット社会は大人が使うことを前提として成り立っています。
急速なスピードで子ども達がネット社会に入り込んできたのであれば、早急に子どもも使えるインターネットにしなければならないのです。
フィルタリングが必要であればするべきでしょう。
何らかの抑止力が必要な子には、具体的に納得できるよう説明して機械に振り回されないようにしてあげるべきでしょう。
そして、インターネット上のサービスやコンテンツを提供する側も子どもの利用を考慮しなくてはいけません。
それを教えなければいけない、我が子の能力にあった対応をしなければいけないのは家庭です。
しかしながら、私達親世代は機械モノが苦手です。インターネットに精通して、子どもを上手に導くことができる親は少ないと思います。
ただ、インターネットも人間と人間の結びつきです。基本的なルールは現実社会とかわりありません。
機械が苦手な事を負い目に思わず、私達の人生経験の中から学んできた事を子どもに教えましょう。
そして、子どもを理解する為に、少しずつインターネットを知っていけばいいのです。
子どもねっと会議所の講演を聞いた保護者の感想に「以前、子どもに携帯を持たせるなという話しを聞いた事があったが、あまりに現実的でなく、逆に不安を覚えた」という声がありました。
それだけインターネットは現実社会と共に存在しているのです。
子どもから、本や新聞、テレビやラジオ、すべての情報を取り上げることはできますか?
あふれる情報を自分の中で噛み砕くことを会得して私達は大人になってきています。
インターネットは情報の宝庫です。子どもも上手に使いこなせるよう、私達大人も、もっと考えていきたいですね。
子どもねっと会議所のマスコットキャラクターです。イラストの著作権は