著作権法の一部改正が成立し、違法ダウンロード刑罰化に関する規定やDVDリッピング違法化にかかわる規定などは2012年10月1日から施行されます。
と言われても多くの親御さんは???ですよね。私もその一人です。
なので頑張ってまとめてみました。
1.違法ダウンロード刑事罰化
違法にアップロードされた有償の音楽ファイルや映像ファイルを違法であることを知りながらダウンロードした場合、個人的に使用する目的であっても刑事罰の対象となりました。(2年以下の懲役もしくは200万円以下の罰金またはその両方を科す)
子どもの利用と照らし合わせてみて、まず思い浮かぶのがYoutubeなどの動画サイトからアーティストの動画や音楽をダウンロードするという行為ではないでしょうか。
私の回りのママ友に話しを聞くと、子どもも始めはせっせとCDを買ったりレンタルしていたのに、動画や音楽をYoutubeから落とすフリーソフトが友だち間で広まって、今はネットから直接落として、スマホやipod等携帯音楽プレーヤーに入れているという声があります。
これは今後罰則の対象となります。
2.DVDリッピング違法化
【リッピング(Ripping)とは、DVDビデオソフトや、音楽CDなどのデジタルデータをパソコンに取り込むことを指すパソコン用語 =ウィキペディアより】
市販のDVDやレンタルDVDの多くはCSSというアクセスコントロール技術が施されており、単純には解除できず映像データのコピーはできないようになっています。
しかし何らかの方法でこのCSSを回避(解除)して自分のパソコンに取り込んでしまうと違法となります。(今回の改正では罰則は定められていません)
無料で落とせるからいいのか、罰則はないからいいかのか、みんなやってるからいいのか。
その作品を創作した著作権者は正当に得るべき利益を損なっているということを気づいているかということを考えなければいけないでしょう。
専門家間でも様々な論議を巻き起こしている今回の法改正ですが、子どもも摘発対象となります。
違法、合法の判断は大人でも難しいものです。しかし子どもにもその判断力を求められます。
何か問題が起きて、「知らなかった」では済まないのです。
簡単にまとめてはみましたが、考えれば考えるほど「この場合はどうなの?」と疑問点が出てきます。
皆さんもわからない事はネット上にも様々なサイトがあるので調べてみてくださいね。
そして家族で著作権について話し合ってみましょう。
【参考サイト】
政府広報オンライン http://www.gov-online.go.jp/useful/article/200908/2.html