2012年1月31日みやこ町立城井小学校で保護者向け、児童向け講演をさせて頂きました。
城井小学校は全校児童24名の小さな小学校です。
お伺いした日は午後から学習参観があっており、どの教室でも子ども達がどんどん手を挙げて発言し、元気に朗読し、笑顔にあふれていました。
おうちの人が見に来ているからだけではないと思います。きっと普段から活き活きと学ぶ環境にあるのだと思います。
こちらの学校で初めての体験を2つしました。
1つは自分専用の携帯電話を持っている子が一人もいなかった事。
もう1つは保護者の方の参観、講演の参加率が100%だった事です。
先生がおうちの方の前で「自分専用の携帯電話を欲しい人?」と児童へ聞くと数人手が上がっていましたが、今は携帯がなくても充実した子どもライフを送れているのでしょう。
校区の多くが兼業農家で、お母さんが外に仕事に行っている人もいると聞きましたが、この出席率には驚かされました。地域の力で子どもを育てようという空気に満ち溢れていました。
参観後、まずは保護者の方へ子どものネット利用の現状と、家庭での取り組みについてお話しをしました。
時間の都合で多くは語れませんでしたが、子どものネット利用の現状と家庭で取り組みたい事をかいつまんでお話ししました。
その後同じ会場に児童が入ってきて、おうちの方の前で児童向けにお話しをしました。
1年生と6年生に話す内容は当然違うのですが、今回は先生から高学年向けの話しでいいので、低学年も一緒に聞きたいとのご依頼でしたので、通常高学年に話す内容を少しソフトにしたつもりです。
それでも低学年には難しく退屈な内容だったかもしれません。しかし、私の目を一生懸命見て終わりまできちんと聴いてくれました。ありがとう。
全学年通してみても、今まで小学校児童へ話した時より反応が薄かったかもしれません。それだけインターネット経験が少ないのだなと感じました。
もうすぐ6年生は中学生となり行動範囲、交友関係、そしてインターネット活用が広がります。その時に今日の話しを思い出してくださいね。
子どものネット活用能力と、大人の見守る力の両輪が同時に高まり回れば、ネットのトラブルや犯罪を未然に防ぐ事につながると思います。
城井小学校の先生方には保護者向け、児童向けの同時開催についてご理解を頂きました事を心より感謝しております。帰ってご家庭でこの問題について会話が生まれている事を期待しています。
そして寒い中、お集まり頂いた保護者の皆様ありがとうございました。