いつまでも、今よりももっと、「インターネットがあってよかった」と思えるよう

夕方地下鉄の駅を降りたら土砂降りでした。
スマホで雨雲レーダーを見たら10分後には止みそう。そして予報はピタリ的中!

料理のレシピも増えました。子育ての情報も広く得ることができたし、仲間に助けられました。
九州の片隅に生きている普通の主婦が、会うことがなかったであろうたくさんの人とも会うこともできました。

「インターネットがある時代に生きててよかった」
私のよかったは些細なことばかりですが、毎日色んな場面で繰り返し感じます。

でも子どもはトラブルが多い、深刻な犯罪に巻き込まれる現実があります。
そんな危険なものだったら使わせなきゃいいじゃないか。そんな声もよく耳にします。

・・・使わせる使わせないの議論で止まっていいのでしょうか。

子ども達は「家で使うインターネット=ゲームやSNSの娯楽ツール」と思っているかも知れませんが、それだけじゃありませんよね。
子どもにとっても、成長の手助けになったり、可能性が広がったり、夢を持つことができたり・・・。有益な情報が溢れているのに、そんなネットの活用法を教えきれていない、伝えきれない大人の方が不甲斐ないのかもしれません。

もちろん、大人は回避できるのになぜ子どもはトラブルに見舞われるのか。その分析も急務とされます。

私も参加させて頂いている子どもたちのインターネット利用について考える研究会では、今期「オンラインコミュニケーション能力のモデル化」をテーマに調査研究を始めました。
http://www.child-safenet.jp/activity/140711.html

「ネット上の顔が見えないコミュニケーションは難しいから、顔を合わせての会話を大事にしよう」はそもそもの話しで、そうは言っても早ければ幼児期からゲーム機等を通じて何らかのコミュニケーションを経験し得る環境に子どもは生きています。

ネット上のコミュニケーションには特別なスキルが必要なのか。であれば、どういうスキルが備わっていればこの手のサービスは解禁しても良いと判断できるか。保護者の皆さんの参考となるようなモデル作りです。

私個人の考えですが、危険を認知させるだけの教育は、子どもが正しい使い方をしていてもやましさを感じ、大人に隠れて使いたがると思うのです。

これからインターネットと共に育っていく子ども達には「本当に安全に配慮しながら使う為にはこんな事を勉強していかなくてはいけないんだよ」と具体的に教えていかなければいけないと思っています。

子どもも既に一人のインターネットユーザーです。彼ら彼女らが、どんな意識を持って使っていくかで、将来のインターネットは方向性が変わって行くでしょう。
いつまでも、今よりももっと、人々が「インターネットがあってよかった」と思えるよう、皆さんと一緒に考えて行きたいと思います。


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