ニュースを見てて知ってた(小学生でも社会の出来事に関心を!)

先日福岡市内の小学校で5,6年生向けの情報モラル授業をさせて頂きました。

その中で「インターネットの情報は全てが正しいわけではない」という事を理解してもらおうと、この事象を取り上げました。

「1,1,0で通信制限解除」=ツイッターに虚偽情報ー誤通報全国で相次ぐ・警察庁

虚偽情報が書き込まれた画面を見せ、デマとは言わず、「動画がサクサク見れるようになる裏技だって書いてあるよ。どう?みんなも試したみたいと思う?」(若干事実を歪曲していますが小学生にわかりやすく^^;)と挙手を促すとけっこうな数の手が上がりました。

「ところがこれがネットで話題になり、その後大変な事態が起きてしまったんですって。さぁ何が起きたでしょう」と問いかけると、ひとりの子が手を上げ「警察に通報してしまった」と言うではありませんか。

「正解!なんでわかったの?」「ニュースで見たから」とあっさりしたもんです。

インターネットは、小学生であれ、中学生であれ、使うからには大人としてのふるまいを求められます。法を犯す行為は子どもであれ罰せられます。社会に迷惑をかける行為は子どもの失敗だとしても許されない事があります。

今の時代、ほとんどの子どもが何らかの形でインターネットと接しています。
ネットの中の1回の失敗が取り返しのつかない事態を招かないよう、常日頃社会で起きている事に関心を持っていた方がいいなと感じた一コマでした。

学齢によっては理解できない事も多いでしょうから、そこは保護者の皆さんの出番です。
子どもの関心が高まるように噛み砕いて解説あげてほしいですね。

大人としてのふるまいなんてすぐに身につくものではありませんもの。
地道に、繰り返し教えていく。その積み重ねが子どもの生きる力やネットの安全利用に繋がるはずです。