子どもだってスマホが欲しいに決まってるじゃないか!

皆さんは既にスマートフォンユーザーですか?まだ従来の携帯(最近ではガラパゴスケータイと呼ばれますね)をお使いの方、いつ買い替えるか思案中ではないですか?

先日携帯ショップを訪れたところ(iphone4s発売の数日前でしたが)、店頭に従来の携帯の実機はほとんどありませんでした。バックヤードにはあるとショップ店員の方はおっしゃっていましたが・・・。近くに他の2キャリアのショップもあるので梯子をしてみたところ、同じ状況でした。

さぁ、今ここで子どもに携帯を持たせようとショップを訪れたところをシミュレーションしてみましょう。

キッズケータイや従来の携帯を契約 してすんなり納得するのは小学校低~中学年ぐらいまででしょう。

だって子ども達はもうわかっているのです。
スマートフォンを持てば、どれだけ楽しくて世界が広がるかを。

毎日目にするスマートフォンのテレビCM。店頭に並べられている実機。
女の子向けのスマートフォンも発売されていますね。例えばコチラ
まずは女子高生が欲しがるでしょう。そしておませな女子中学生に流行し、小学生もスマホを欲しがる。

ショップで「どうせ携帯買うならスマートフォン買ってよ!」とねだる子ども達の姿が目に浮かびます。

学校教育にもデジタルの波が押し寄せて来ています。電子黒板の利用を始め、インターネットを使った学習が増えています。デジタルネイティブである子ども達は肌身でインターネットの利便性を感じ、理解しています。

子どもがスマートフォンを持つ必要があるのか、と言えばNOかもしれません。しかしこのような社会の状況の中で「大人はスマートフォンを使っていいけど、子どもはダメ」と言って子どもが納得するかどうかは疑問です。

子どものネットトラブル問題では、必ず「親が何も知らないからだ、 親の管理が悪い、 親がもっと勉強すべき」と、親はただただ責め立てられます。

もちろん親が自分の子に責任を持つ、見識を深める。これは必要な事です。しかし私は親の1人として少しだけ反発させて頂きたい。

インターネットに接続する機器はパソコン、携帯だけではなく、スマートフォン、ゲーム機 、テレビと多岐に渡ってきました。そして更に増えていくでしょう。

インターネットを使う場所も、公衆無線LAN(Wi-Fi)スポットが増えてきて、家の中での利用を見守れば安全だという考えは通用しなくなってきています。

子どもがスマートフォンを使うようになれば、今のように携帯会社が提供しているフィルタリングサービスでは、見たいサイトが見れない!アプリがダウンロードできない!という子どもの不満がもっとつのるでしょう。

それが目に見えているのに、「親が持たせるから悪い」だけで問題が解決するでしょうか。

インターネットが普及発展する事は大いに歓迎します。しかし、もっと「子どもも使えるインターネット」という視点を社会全体に持って欲しいのです。

ネットサービスやコンテンツの提供側はもちろん、全てのインターネットユーザーが「子どもも見ている」という意識を持ってインターネット文化を作って行って欲しいのです。
インターネットはもはや大人だけのものではありません。子どものものでもあります。その視点がないから、子どもはいつまでもこそこそインターネットを使おうとするのです。子どもが罪悪感を持ちながらインターネットを使うっておかしくないですか?

インターネットや接続機器、そして有害サイトを作っているのは大半が大人。新たなサービスや機器が出れば購買欲を煽るように宣伝するのも大人。そして子どもには危ないから使わせてはいけないと言うのも大人。私が今の時代の子どもだったら「大人はなんて勝手なんだ!」と怒っているに違いありません。


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