「部活の連絡があるから」スマホを夜も離さない

最近中学校保護者向け講演でグループトークをすると、この悩みが出ます。

スマホ、ケータイは夜は◯時にリビングに持って来てそれ以降は使わないとルールを決めているけど、これを言われてしまうとむげに「ダメ」と言っていいのか迷うという声です。

もしかしたら夜遅い時間まで他の子がSNSで盛り上がっていて参加したいから、部活の連絡をダシに使っているのかも知れません。

でも考えてみると中学校の部活はけっこう保護者の関わりがあるのではないでしょうか。
悩ましく思っているのであれば、部活保護者会で「皆さんのご家庭はどうですか?」と議題にあげてみても良いと思います。
もちろん「うちの子はそれで夜遅くまで使いたがって困っているんですよ!(怒)」と言ってしまうと雰囲気が悪くなりますよね。あくまでも皆さんで考えませんか~とやんわり提案を。

よくよく聞いてみると、子どもの言う「連絡」とは、先生は部活時間中に連絡を済ませている。それ以外の生徒間の連絡のことが多いようです。

学校や自治体で先生と生徒のLINEを禁じているところもあるようですが、そうでなければ便利なものは取り入れようという方針の先生がいても不思議ではありません。

うちの息子の中学時代は、顧問の先生が部活の連絡や戦績をパスワード付のブログにアップしてくださっていました。
試合観戦に行けない時も子どもの様子がわかるし、子どもが連絡を忘れてもそこでチェックできる。時には先生の熱い想いを知る文章があったりして、先生と保護者の良い関係づくりに一役買っていたと思います。でも、あくまでも親がチェックするブログという前提でしたので、それをダシに「ケータイ買って」という子はいませんでした。

万が一帰宅後連絡する必要があり、メールやLINEを使うのであれば、先生⇔保護者にしてもらうと、子どもが夜遅く自室にスマホを持って行く必要はなくなりますよね。

子どもに自己管理させる意味で、部活の連絡は時間内に子どもに伝えて終わりという先生もいらっしゃいます。
まずは先生のお考えを聞いてみる。その上で解決策を見つけて行きましょう。

少人数の保護者内で話題にし不満を募らせ、先生への不信感を高めてしまうのは何の解決にも繋がらないはずですから。まずは話し合い!保護者もコミュニケーションです。