主婦だからこそ!ネットを使おう。

このメールを見るたびに幾度思ったか知れません。「今日ごはんいらん」

そうです。オットから送られてくるこの短文を見るたびに「いいなぁ、男の人は。メール1つで出かけられて」とため息をつくのです。

イクメンという言葉の流行は家事・育児に積極的に関与してくれる男性が増えた事を表すのでしょう。だとしたら「今日ごはんいらん」とメール1つで出かけられるオクサマやママが増えたのでしょうか。

うちは残念ながら家事の主体は私が担います。子育てもオットなりに頑張ってくれていましたが(いや、現在進行形でしてくれている)、特に乳幼児期は私が専業主婦だったこともあり、育児は私、夫は外で稼ぐ人、そして家のことは時々手伝う人でした。

私の子育ては失敗と挫折の連続でした。私がびくびく子育てをしていたからでしょう。泣いてばかりだし、寝ない。断乳やおむつはずし、離乳食など、どれもこれもつまずきました。

睡眠不足でいつもボーっとした中で、よく言う育児中の孤独感も味わいました。

子どもがしゃべれるようになり、迷路のような子育てに少し光が見えだした頃、私もパソコンを使うようになりました。

ある日新聞にインターネットで女性の社会参加を応援する福岡のグループが記事になっていました。
私はその代表の方に一生懸命メールを打ちました。仲間に入れて欲しいと。

そのグループは同じような年代の子育てをしている女性が多く参加しており、日頃はメーリングリストで情報交換をしました。時にはオフ会もあり、顔見知りが増えました。

そのグループに入れてもらった事で、子育てをしながらも色々な形態で仕事をしたり、趣味を楽しんだり、勉強をしている多くの女性を知りました。そこで知り合った仲間は今でも私の目標とする人がたくさんいるし、子どもが大きくなった今はランチやイベントに出掛けたりできるステキな存在です。

今は子どもも私の背丈を超えるほどに成長してくれましたから、あの時よりは時間的余裕がありますが、それでも主婦が『急に思い立って』一緒に出掛けるのは難しい。それぞれ仕事を持っていたり、出かけても〇時には帰って夕飯の支度をしなければと思うと二の足を踏むからです。

そんな状況でもTwitterやFacebook、mixiなどを覗くと、友達の日常が見えます。交流もできます。会っていなくても繋がっている感があり、刺激をもらう事も多々あります。

子ども繋がりで知り合ったママ友もたくさんいますが、クラスや学校が変われば自然と疎遠になります。そんな中でもネットを使っているママ友とは子どもで繋がっている友達ではなく、私とあなたで繋がっている友達に変化し続いています。

時々思います。インターネットがなかったら、私は今何をしていただろうと。

私達が取り組んでいる子どものネット問題は、親がデジタル機器が苦手で、子どもと上手く話しができない事がネックだと言われます。それは仕方がない事。世代が違うのですから。

でもでも、インターネットはそんなに悪い事ばかりではないんですよ。
毎日の献立を考えるのにうんざりしていませんか?さ!インターネットを開いてみましょう。簡単で美味しいレシピが山ほど出てきます。わからない事は放置しないで検索してみませんか?思った以上の答えが出るはずです。

社会全体で男女共同参画を目指すと言っても、やはり家にいる時間が多いのは男性より女性。家にいる時間が多い主婦だからこそインターネットを使いましょう。情報をたくさん集めれば外出する際も効率的に動けます。

これからの子どもは自分自身でネットのリスクを回避する能力が必要と言われます。教育として学ぶ情報モラルも大事です。しかしネットを使う事で、トラブルや危険に対して鼻が利くようになるのも事実です。そしてそれは大人も同じこと。

勉強しなくてはいけないなんて大げさな事ではなく、自分の興味のある事でインターネットを開いてみませんか?子どもがなぜ熱中するのか理解できるかもしれません。いきなりアダルトサイトの広告が出てきて慌てるかもしれません。でもその体験が子どもへの説得力を生むんですよ。

あ・・・でも、仕事や家事がおろそかになるほどハマりすぎないように注意してくださいね!!


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