自販機前でWi-Fiが使えるようになる

飲料メーカー初! Wi-Fi搭載自動販売機の展開を開始
~自動販売機周辺で高速インターネット接続が可能に~
接続料無料、すべてのWi-Fi対応機器で利用可能
情報インフラとして、地域社会の活性化、災害時などにも貢献

最近ファストフード店で子ども達がそれぞれの手に携帯、ゲーム機、スマートフォンを持ってうつむいている姿を見かけます。
店舗内のWi-Fiサービスでネットを使い遊んでいるのかな・・・。充電もできるしね。

子ども達の様子を見ていると、同じ空間にいながら会話をしていない。いや、ネットの中で会話をしているのかも・・・と思うと複雑な心境です。

家の中でネットを使ってたら、親にうるさく言われるからここに来たんだ・・・だとしたら。

冒頭の【自販機にWi-Fi機能を持たせる 】 というニュース。確かに災害時の情報インフラとしての活用は社会貢献でもあるでしょう。しかし、青少年のネット利用という視点はそこにあったのでしょうか。

ファストフード店や自販機前にネット接続機器を持って子どもがたむろしていたら皆さんどう思いますか?

「きっと親御さんの管理がなってないのね」「子どもはもっと体を動かして遊ばせないと!」
こんな声が聞こえてきそうです。

子どものネット利用は親に責任がある。私も親の一人としてそれを重く受け止めています。しかし、ネット環境や機器が便利になるにつれ、親だけの力では子どもを守り切れないという無力感と不安に苛まれています。

親だって子どもには、のびのびと外で体を使って、たくさん会話をしながら遊んで欲しいと思っています。しかし、子どもは親以上にネット社会の動きや流行を敏感に察知します。そして口コミ力で急速に伝播させます。

「外で遊べって言ったって遊ぶとこないじゃん。ネットで遊ぶの楽しいし。危険、危険って大人は言うけど、CMしてるサイトだったら大丈夫なんじゃない?え?これから自販機の前でもネットに繋げるの?便利じゃん。放課後集まろうよ」

子どもがこう考えてもひとつも不思議じゃない今の社会。子どもが健やかに育つ為の 環境を取り上げているのも、作りあげなくてはいけないのも大人の責任です。そしてその大人とは・・・親だけでなく、多くの力がないと解決へ前進できないと思っています。


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