2013/6/15 宗像市主催「子どもの安全安心セミナー」で講演をさせて頂きました。
今回は福岡県の事業である【非行防止・ネット依存防止地域ミーティング】の講師として派遣され現地に向かいました。
会場には宗像市で青少年健全育成にかかわる方々で埋め尽くされていました。
市職員の方がおっしゃっていましたが、以前は「非行防止・・・大会」と名前をつけていたが、今回「子どもの安全安心セミナー」とし、チラシもイラストを入れて市民に関心を持ってもらえるよう努力をしたと。成果は上々だったのではないでしょうか。
地域の青少年健全育成活動というのは、保護者に限らず、人生の先輩方にもご尽力頂いています。
参加者の年代に開きがあると子どものネット利用に対する考えが違い、話しの内容、進め方はかなり気を使いますが、実は貴重な場でもあるのです。
諸先輩から見れば「今の親がなっとらん、携帯でもスマホでも子どもに使わせっぱなしにしてから!親がもっと勉強せなやろうもん」と思われることも多いと思うのです。
確かに無関心な親もいますが、どうしてよいかわからない親もたくさんいるのです。
なぜ家庭が混迷し続けるのか、その現状も知ってもらいたい。そして先輩方に力を貸して頂きたいのです。
悩みを抱えがちな難しい年齢の子どもにとって、親以外に身近な信頼できる大人がいるというのは大きな力です。
そういう存在が見つけられずネットに逃げ込む子も多いですから。
今の子ども達は「知らない人とは話しをしてはいけない」と育てられます。
青少年健全育成活動で使われるお揃いのジャンパーや腕章は「信頼できる大人の証」であります。
私は子ども向けに話しをする時、「子どもの成長を見るだけでも幸せだと感じる大人はたくさんいる。そしてあなた達が困った時に本当に心配をし、助けたいと思ってくれている人はネットの中じゃなくて近くにいる」と言います。
どうぞ地域の子ども達に声をかけ、時には話しを聞き、悪いことをしていたら叱ってやってください。
暑い日も寒い日も、雨の日も雪の日も子ども達を見守ってくださる方々のお心、努力を無駄にしないよう、我々親もしっかり子どもと向き合っていかなくてはいけませんね。
後日頂いたアンケートには嬉しい言葉がたくさん並べられていました。
「女性、母親としての立場も含めての話しで聞きやすかった」
「スマホを持つ高校生の娘と話し合う決心がつきました」
そのほかにもお声を寄せてくださった参加者の皆様本当にありがとうございました。
宗像市には何度も呼んで頂いてますが、大好きな場所の1つです。またお伺いできることを楽しみにしています!