大牟田市立田隈中学校で講演

2011年7月13日大牟田市立田隈中学校で保護者向け講演をさせて頂きました。
大牟田で講演をさせて頂くのはこれで3回目です。ありがとうございます。

保護者の中からは、子どもが携帯をずっと扱っているけど、何をしているかわからないというご不安の声があり・・・。
講演の冒頭、ご自身のネット経験値をヒアリングしたのですが、あまり使わない方が多かったように思います。

ご自身がネットを使っていないと危険な話しばかりが耳に残り、過剰に怖がっている方も多いのです。

いつものように「インターネットの全てが悪ではない」という事から入り、なぜ子どもがトラブルや事件に巻き込まれるのか、実際の事例や調査結果などを提示してご説明しました。

ネットの経験がない保護者の方に私が一番伝えたいことは「ネットだからと言って子どもに教えることは、普段のしつけと変わりはない。ネットは機械と機械が結びついているのではなく、その先の人と人を結びつけるもの。他者に対してどう接すれば良いか、それはリアル社会で考えなければいけないことと一緒。顔が見えないコミュニケーションだけに、より一層の思いやりと慎重さが必要なだけ」と言うことです。

もっと親もネットを使わないと社会に取り残されますよ!なんて啓発はNGだと思います。

ネットの危険性ばかり並べたてて怖がらせて終わりの啓発もNGだと思います。

まずは親も自分の楽しみとしてネットを使ってみる。その中から子どもへの理解と説得力が生まれれば第一段階クリアです。

事後アンケートでは「同じ年代の子どもを持つ親として親の目線での話しがわかりやすかった」と嬉しいお声を頂きました。

田隈中学校の校長先生は、ネットに対しても非常に高い見識をお持ちで、前々から情報交換などをさせて頂いております。
今回も久しぶりにお会いしてお話しさせて頂き、勉強になることがたくさんありました。

校長先生、そして役員の皆様、ご参加の皆様、ありがとうございました。


コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です