福岡県立柏陵高等学校で保護者向け講演

2011年10月20日福岡市南区にある柏陵高校で保護者向け講演をさせて頂きました。

我が子も高校生なのですが、高校に入ると親が学校に行く回数は小中学校時代よりぐっと少なくなります。
今回貴重なPTA研修会でこのテーマを選び、私共にまかせて頂いた事を深く感謝しております。

子どもが高校生になると、近い将来親元を離れる事を考えざるを得ない状況になってきます。
つまり、ネットやデジタル機器との付き合い方も自分自身でコントロールできなくてはいけない年代に入ってきたということです。

事前に「家にいる時はずっと携帯を離さないが、いったい何をやっているのだろう」「パケ放題にしているが、実際の通信料は何十万と出ている。何をしたらそんな法外な値段になるのだろう」という保護者の方からのご質問もありましたので、子どもの最新ネット事情や陥りやすい危険、問題点を中心にお話しをさせて頂きました。

その後PTAの役員さんより参加者アンケートを送付して頂きましたので、いくつかピックアップして紹介させてもらいたいと思います。

『ネットの事で知らない事が多かったので勉強になった。子どもに対しても否定から入るのではなく、話し合い、親として何でも話せる立場でありたいと思った。子どもにも聞かせたい講演内容だったと思う』

その危険性までは理解できていなくとも、子ども達は(特に高校生ともなれば)ネットの楽しさ、醍醐味を体感しています。
理由も説明せず、「携帯ばっかりさわってないで勉強せんね!」と親から言われると、「なにもわかってないくせに」と子どもも反抗心を起こしてしまうでしょう。

子どもに使い方やどんなサイトを見ているか聞く事に抵抗がある親御さんもおいでのようですが、彼らはデジタルネイティブ。操作方法だって私達よりはるかに早く感覚でマスターしてしまうし、流行にも敏感です。「何が面白いの?」と聞くのは決して恥ではありません。
子どもだって親に真向否定されるより、わからないなりにも理解しようとしてくれる方が口を開く気にもなろうと思うのです。

他にも
『苦手なインターネットについて知る事ができ勉強になりました。2~3年前に中学校の講演会でも聴講したことがありましたが、その頃よりインターネット社会もはるかに進んでおり今後もますます進化し続けるかと思うと、一度聞いたから良いというものではないな、と実感しました。』

『私はネットすらよく使えないので、息子が何をどうしているのかさっぱりわからないので今日は参加してみました。便利なパソコンの表と裏が少しわかった気がします。息子とパソコンの利用について話しをしてみようと思います。』

などたくさんのご意見を頂きました。それぞれのご家庭でこの問題について会話が生まれる事を期待しています。

学校の先生方、PTA役員の皆様、ご参加の皆様ありがとうございました。


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