2011年11月25日行橋市立行橋小学校で保護者向け講演をさせて頂きました。
行橋市では行橋市人権教育研究会が市内全小中学校の全員を対象に、生活についての実態調査をしています。
講演前半は行橋小学校の先生が、この調査の中から携帯電話やメールについての項目の分析結果をご説明なさいました。市全体と行橋小の結果の対比や中学生の回答との対比を提示され、基本的生活習慣の定着の大切さを説かれました。
その後、子どものネット最新事情やどのように接していけば良いかをお話しさせて頂きました。
ご参加の皆様から頂いたアンケートを送ってもらいましたので少しご紹介します。
『専門的な事や犯罪被害者の低年齢のこと、大変わかりやすく、それとともにびっくりする内容もあってとてもよかったです。我が家は、PCもケイタイもすべて親と共有で、ちょっとしばりすぎかなとこの頃考えてましたが、今日のお話で間違ってないと安心しました。大人がしっかり見守り続けます。』
きっとバランスの取れているご家庭なのでしょう。「しばる」は制限をかけて使わせているという事だと思います。使わせなければすべて解決ではありません。危険性を踏まえた上でフィルタリング等の対策を施し、見守りながら使わせるという事も必要だと思います。
『私もピグを作っていて、高校のクラスメイトとネットで会ったりしています。楽しい面ばかり見ていて「そうか、これも出会い系につかえるなぁ」と改めて感じました。ピグがかわいくて興味津々の娘ですが安易にさせたらこわいですね。とてもいいお話が聞けて良かったです。ありがとうございます。』
ご自身がネットで楽しい経験をお持ちなのですから、子どもにもと思われるのは間違いではないと思います。ただ大人は見抜ける危険であっても、子どもは容易に落とし穴に陥ってしまう事があります。ご自身のご経験を踏まえて、子どもさんと向き合うと、きっと良い話し合いができると思います。
他にもたくさんのお声を頂きありがとうございました。
ネットを使う機会が少ない親御さんは、ネットのトラブルや事件ばかり耳に入ってきて、怖くて使わせられないと言う声をよく聞きます。
しかし、オバケは見えないから怖いのではないでしょうか。そのインターネットというオバケの姿かたちが少しでもわかると、過度な心配、不安から脱出できます。
私達はこれからも保護者の皆さんがバランス良く子どもとネットの関係を見守れるよう応援していきたいと思います。
今回貴重なお時間を私共にお任せ頂いた行橋小学校の先生方へ深く感謝いたします。ありがとうございました。