ワンクリック詐欺、料金請求画面(アダルトサイト)が消えない!

ワンクリック詐欺の存在、対応方法をご存じの方は増えてきたように思います。ほとんどの場合契約は有効に成立しておらず、支払いの義務はない。請求のメールや電話が来てもひたすら無視するというのが原則的な対処方法だと言われていました。

そして「子どもがパソコンを使っていてこの画面が出たので、本当に 契約が成立していないのか不安」等の場合は、もよりの消費生活センターに相談。料金請求があまりにも悪質で困るという場合は警察に相談することをおすすめすると私も言っていました。

しかしここ1、2年よく聞かれるのが「請求画面が出たのでパソコンの電源を落としたが、また起動するとその画面が出てきて消えない!」という事例です。

この場合の対処方法は独立行政法人情報処理推進機構セキュリティセンター(IPA/ISEC)さんのページが参考になります。

【注意喚起】ワンクリック請求に関する相談急増!パソコン利用者にとっての対策は、まずは手口を知ることから!

しかし請求画面を消すために「システムの復元をしてみなさい」と言われても、スムーズにできない人も多くいます。
そしてどこに相談して良いかわからない。

子どもねっと会議所は相談窓口ではありませんが、困っている保護者の方からご連絡を頂いたり、見知らぬ子どもさんから「怖い人が請求に来るんでしょうか・・・」と電話をもらう事もあります。 その声はとても怯えていて、幼い心を痛めているということが伝わってきます。

これだけインターネットが普及し、トラブルや犯罪が増えてきているのですから、ネットトラブル専門の相談窓口が必要だと思います。
事件性はないので警察への相談ではない。また既存の相談窓口を利用するのは敷居が高くてためらわれる。それで悩みを抱えたままであったり、深刻化させる場合があります。

特に子どもは些細な事で悩むんです。大人ほど社会経験がないのですから。

東京には「こたエール」という相談窓口があります。各自治体にこのような窓口があり、常に子どもや保護者に窓口の存在を周知していくことができれば、救える声、心がたくさんあるのではないでしょうか。

そして保護者の皆さん、子どもが使うパソコン、ケータイ、ゲーム機等インターネットに接続できる機械にはフィルタリング(有害サイトブロック)をしましょう。
子どもは好奇心のかたまりです。「変なサイトはクリックしちゃだめ!」は通用しません。それに、悪質サイトは誰でもクリックしたくなるような仕掛けがしてあるのです。

トラブルに巻き込まれて子どもを責めたり、不要な親子ケンカをしなくていいように、事前にフィルタリングを導入しましょう。

追記:2011/6/17
ワンクリックウェア駆除ツールというものを教えてもらいました。
http://www.vector.co.jp/soft/dl/winnt/util/se485314.html
フリーソフトなので自己責任で使うことが前提ですが、作者さんサイトのコメント欄を見ても削除成功したという声が多く寄せられていて試してみる価値がありそうです。
http://fos.sitemix.jp/blog/studio/oneclick
XPの場合のみ .NET Framework 3.0 以降 を先にインストールしておく必要があるなど、注意事項が書いてあるのでよく読んでください。


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